にそべげ

個人の感想です。

9月まとめ

ファイアーエムブレム風花雪月

気づけば7,8,9月と3ヶ月間もプレイしていた。 もはや半分意地だったがストーリーは全ルートクリアである4周クリア。

さすがに4周もすると第一部の内容が9割以上同じというのは結構つらい。 第二部もストーリーはそれなりに違うものの戦闘のステージはかなり被ってしまっていて さすがに3週目くらいからはただの作業になってしまっていた。

探索の問題もあるが次作も同じように周回前提にするなら、ここらへんの繰り返しになる部分はどうにかしてほしい。 とはいえキャラゲーとしてはかなり良くできていたのは間違いなく、それなりに楽しめた作品だった。

grim dawn

なんとなくハクスラやりてーと思った所でセールだったので勢いで購入。 ディアブロ2な感じのハクスラゲーでシステムも盛りに盛られていてかなり複雑だった。 評判がいいだけあって、ハクスラとしての面白さはたしかにあった。

ハクスラとしては間違いなく面白かったのだが、なんとなくストーリーにのめりこめなかったのと ディアブロ2ベースなハクスラだから当たり前なのだが、 アクション面はクリックゲーに近いので途中で飽きてしまった*1。 せめて友人と一緒にマルチプレイしたらもうちょっとよかったかも。

仁王 Complete Edition

Epic gamesで無料で配られていたのでやってみた。 ダークソウルを参考にして作られたというコーエーテクモアクションRPG

ダークソウルを参考にして作られたというだけあって、ダークな雰囲気で高難易度なゲームに仕上がっている。 ダークソウルにはない和風な雰囲気とハクスラ要素、またアクション面もダークソウルと比較するとわりと凝っている*2

結論から書くといろいろなシステムを取り入れているが、全体的にはあまりうまくまとまっているようには思えない微妙ゲームという印象。 たしかにダークソウルも顔負けな高難易度なのだが、その難易度の原因が敵の行動云々よりもマップの狭さ、作りによる部分が多くて理不尽さのほうが強く感じてしまった*3

ハクスラ要素についても道中の雑魚敵もむやみに攻撃力が高く神経を使わないと勝てないので稼ぎ作業がしんどい。 さらに排出される武器の特殊効果も幅が狭い印象であのビルドを試そうなど色々思索をするほどのものではなかった。 そもそも多少強い装備になろうが結局はアクションが下手だとどうしようもないので、装備を粘ろうという気持ちにもならない。

アクションそのものは悪くなくボス戦自体は結構楽しかったので 正直RPG要素はなくして単純に高難易度アクションゲームとして作ってもらったほうが個人的にはよかった。

simple fish adventure

さかなとして街中をぴちぴちはねて海に帰るゲーム。 はねるだけではなく、何故か少しの間尻から空気を噴射して飛ぶこともできる。

テイストとしてはQWOP,ツボおじ*4と同じ系統。 最初はわけもわからずまったく前に進むことすらできないが操作感を掴むとうまく魚を動かせるようになる。

ただ最後のカモメが襲ってくるエリアだけはいただけない。 プレイヤーのテクニック以上に襲ってくるカモメの気分次第な部分が大きく正直運ゲーになってしまっている*5

それを除けばボリュームは短いがQWOP,ツボおじと同じような面白さを再現できている面白い作品だった。

デモンエクスマキナ

トライアル期間で無料でやらせてもらえたので、ストーリーモードクリアまで。 裏で覇権を争う各地方自治体の依頼をうけて様々な傭兵軍が人型兵器に乗って戦うゲーム。 全体的にライトに作り直したアーマードコアという感じ。 アーマードコアと比較するなよという話はあるかもしれないが、明らかに意識してるだろという部分が多い*6

ストーリーはアーマードコアのようにどの勢力に加担するかでストーリーがマルチに分岐すると思いきや、 ただただ来た依頼を直列に受けていくしかないので主人公は流されるままにこの世界の行く末を見ているだけ。

アーマードコアと比較するとキャラクターを立たせようと努力しているのはわかるのだが*7、 いかんせん一気に何人もでてくる上に一人一人のか関わりが薄いのでほとんど印象には残らない。 さらに各キャラクター同士は見知った仲として喋りまくるのでプレイヤーはまったく会話の輪の中には入れない。 実際主人公の意思表示はまったく無く、勝手に話と状況は進んでいくのでマジで主人公がいる意味なんだろうなと思う*8

さらにストーリー、各キャラクターの行動原理も正直なところ最後までやっても意味不明な点が多いので全体的に話にもついていけない。

システム、ゲーム面でいうとこちらも微妙な面が目立つ。 武器、パーツの獲得はミッション中の敵のランダムドロップとそれに若干のランダム能力の付与というトレハン的な要素をいれている。ただこの要素は正直そこまでうまく機能できていない。

序盤の武器でも十分な性能を持ってしまっているというのもあるし*9、 武器、パーツごとに戦い方が大きく変わりそうというワクワクするようなパーツが少ない。 そもそも先にどういった武器があるかも開示されないので、使いたい武器、パーツというものに気付くことすらできない。

いざ欲しいと思ったパーツにしてもどの敵が落とすのか把握しないといけないし、 ゲームバランスとして敵が無駄に固めなところがあるので周回するには面倒となってしまっている。

アーマードコアと違い弾薬代、修理費も一切かからないのでミッションは雑にこなしても問題ないのはライトユーザー向けのアーマードコアとして考えるとまぁ良かったかなとは思う。*10

ロボットのアクション自体はキビキビうごくので悪くはないのだが、ロックオンの挙動が強いのか適当にやってもわりときちんと命中してしまったり、と思ったら逆に一部敵は無駄に俊敏で全く当たらなかったりとバランスが大味な印象。

特段悪いゲームという感じではないのだが逆にどの面で見ても微妙な面が多く、 アーマードコアを期待していたらちょっと肩透かしを食らったようなゲームだった。

CrossCode

ゼルダのような見下ろしが方の2DアクションRPG。 ストーリ、システム、ダンジョンの謎解き要素、RPGの成長要素等々どれもよくできている。 全体的に少し難しめではあるものの、歯ごたえがあるレベルでちょうどよい感じ。 まだ全クリできてないがこの先も楽しみ。

アクトレイザールネサンス

突然の発表&発売でわりと本気で驚いた作品。 なんでこの作品を現代によみがえらせようと思ったのか。

ゲーム内容としては思った以上にクリエーションモードが占める時間が長く、アクションパートは短い。 アクションの難易度もかなり簡易。*11 ここらへんはオリジナルは雑に難しかったので*12ので、現代に合わせて簡単にしたのだろう。

クリエーションモードはオリジナルにはなかった新要素である タワーディフェンスゲームの比重が強く、個人的にはアクションよりも難しかった。

クリエーションモードがオリジナルとほぼ別ゲーになってしまっていたが、オリジナルのクリエーションモードはかなり作業ゲー的な感じだったので、ブラッシュアップというレベルでは現代では通用しないことは明らかだったのでこの大きな改変も仕方ないかなと思う。

オリジナルから大きく変わってしまっている部分が多いので賛否両論なところはあったとは思うが、アクトレイザーを現代に甦えらせるならこのくらいしないとダメだったとは思う*13。その結果の本作がアクトレイザーなのかと言われると確かに微妙な所なのだが、正直オリジナルはゲーム性がそのまま現代に蘇らせられるほどの作品ではなかったとも思うので仕方ないかなと思う。

いろいろ改変は加えているが純粋に本作単体でみると決して悪くないゲームなので、オリジナルのこと考えなければ個人的には良作だとは思う*14

*1:もうこの手のゲームが好みじゃないのかも

*2:残心、攻撃の型の切り替えなどわりと複雑

*3:マップが狭くてオブジェクトにひっかかって回避できなかったり、壁際でカメラがあらぶりやすかったり

*4:Getting Over It with Bennett Foddy

*5:当然だが魚をきちんと動かせるテクニックがあること前提。それでも回避不可能なパターンが発生しまくる

*6:どうやらアーマードコアシリーズの開発者が本作に絡んでいたらしい

*7:あからさまにガンダム意識したキャラがいるし、キャラデザはそれなりに凝っている

*8:キャラクター同士が勝手に盛り上がって、最後に主人公に出撃を要請というのがだいたいのパターン

*9:結局自分は序盤に手に入れた武器をずっと担いで全クリできてしまった

*10:一応ミッション完了後に支出という欄があるのだが、毎回支出は0。難易度が高くなるのを嫌って最後のほうでこの手の要素を無くしたのかもしれない。アーマードコアだと初心者は序盤からミッションをやるごとに赤字になって詰むというのはよくある話だったので

*11:攻撃、バックステップ時の無敵判定が強すぎる。極論攻撃連打している間はほぼ無敵というレベル。

*12:穴、針で即死、ノックバック時間が長い、チェックポイントなし

*13:クリエーションモードとアクションモードの異種混合は今見ても斬新だし、クリエーションモードが案外好きな人は多かったらしいがグラフィックスだけ変えて出しても通用するとは思えない。

*14:クリエーションモードはちょっと冗長かなと思うところはあるが