にそべげ

個人の感想です。

6月まとめ

ラッシング・ビート

switch onlineで配布されていたのでプレイ。 ジャレコベルトスクロールアクションということで正直あまり期待していなかったが想像よりは楽しめた*1

最初は通常攻撃のコンボ、ジャンプ、投げ等いろいろやって苦戦していたが、投げゲーという事実に気付き無事クリア。 投げは威力大、モーション時無敵、複数の敵を巻き込めるとあからさまに強く、割と簡単に狙えるのでコンボなんて狙わずに如何に投げをするかでクリアできるかが決まる。 最終的には無敵状態になるダッシュ攻撃でダウンを取り、起き上がりの隙で敵を投げるを繰り返すだけのゲームになった。

そもそもこのゲーム、武器が全く役に立たなかったり、雑魚敵の攻撃力が異常に高かったり、敵の攻撃モーション中は無敵とガバガバなバランスなのでまともな方法ではクリアなんてできないだろう。このガバガバなバランスの最たるものが最終ステージの中ボスで、一定時間の無敵化と無敵攻撃をひたすら繰り返すという糞の塊のようなボスである。こんなバランスを見ていたらダッシュ攻撃&投げゲーにシフトせざるを得ない。

この作品に限らないがどのベルトスクロールアクションも投げが一番強いイメージあるんだが何でだろう。

Dead Dance

switch onlineで配布されていたのでプレイ。 ジャレコの格ゲー。これまたジャレコというので期待は全くしていなかったが、今作は想像通り糞ゲー。 キャラクター数、コマンド体系、技のバランス等々褒められる点がほとんどない。 ガード硬直時間がやけに長いせいで当て投げがかなりやりやすく、CPUは密着状態なら投げを確実にしてくるので突進技をガードしたらほぼ100%投げられてしまう。またコンボという概念もなく、一発一発技を当てることしかできないのも厳しい。 ストリートファイター2が世に出た後でこのレベルの格闘ゲームをやらされるのは、当時でもかなり辛かっただろう*2

唯一褒められる点としてゲーム後にとどめの一撃の動画再生機能がある点。 ただこの機能、最初はすごいと思うもののプレイしていると鬱陶しくなるので実は欠点なのかもしれない。

20 Minutes Till Dawn

10 Minutes Till Dawnの製品版。もとい20分版。 10 Minutes Till Dawnよりもキャラクター、銃、スキル、装備という要素が追加されている。 10 Minutes Till Dawnのデータを引き継いであるようで、最初から大体の要素はアンロックできた。

ゲーム自体はプレイヤーに有利な装備という要素が増えているため10 Minutes Till Dawnよりも簡単になった*3。 ゲーム性自体は当然だが10 Minutes Till Dawnと変わらずでスキル、銃、キャラクター固有スキルの組み合わせによるビルドでどうクリアするかという面白さがある。ただ製品版になって奥深さが増えたかというとそんなわけでもなく、特定のスキルが強すぎるのと簡単に大体のスキル習得はできてしまうので、特定の組み合わせのスキルを覚えておけばどの銃、キャラクターを選択しようが大概クリアできてしまう*4

全体として値段を鑑みても良ゲーだとは思うのだが、デモ版である10 Minutes Till Dawnからどのように発展したかとハードルを勝手にあげてしまったのがまずかったのか肩透かしをくらったような感想になってしまった。10 Minutes Till Dawnで大盤振る舞いしすぎちゃったかなという感じ。

Spacelines from the Far Out

Xbox Game Passで提供されていたのでプレイ。 宇宙の交通事業者として自分の宇宙船をもって乗客を運ぶゲーム。

このゲームを一言でいうならローグライト Overcooked。 乗客はトイレに行きたいだ、お腹がすいただの、退屈だのと赤ん坊のように要求ばかりしてくるので、それらに対処しつつ宇宙船を安全に運転するというのが中々に大変。乗客は要求を放置していると宇宙船にいたずらをしてくるので無視もできない。 船のガソリンが切れたり、彗星との衝突等で大破するとゲームオーバーとなり稼いだお金やアップグレードしてきた宇宙船は全て消えてしまう。このあたりがローグライト。

マルチプレイ対応なので複数人でやったが、プレイ感は完全にovercooked。 人数に比例してトラブルの頻度も増えるので常にワタワタしつつもトラブルに対応していくのは楽しい。 ただしovercookedほど役割のスイッチングが発生するような作りにはなっておらず、適切に役割分担をしているとあまり混乱は起きずに淡々と業務を遂行できてしまう。

とりあえず一回クリアしたものの再度リプレイをしたいという気にはならなかった。 ローグライトとして宇宙船を変えたり航路を変えてもプレイ感が変わらない印象をもってしまったのが要因として大きい。 全体的にそれっぽいけど各要素がうまく噛み合いきれてない、そんな印象の作品。

DISC ROOM

ディスクという回転のこぎりのような機械の中で生き残る2Dアクションゲーム。 ディスクに触れると即死、リトライも非常に早くいわゆる死にゲー。 面白いのがただ生き残るのがステージのクリア条件というわけでもなく、特定の死に方、行動が一つの実績として扱われている点。ただのアクションゲームと思いきや、どのように目標の実績を満たせるかという謎解きの要素もある。 基本的には敵の攻撃をよけ続けて生き残りつづけるタイプの死にゲーなので爽快感はあまりないが、トライ&エラーを繰り返して少しずつ上達を感じられるという点では十分死にゲーとしてよいゲームだった。 難点としてはボリュームが少な目なところ。

Tell Me Why

steamで6月限定で全チャプター無料だったのでプレイ。 幼少期に母を殺したトランスジェンダーな双子の二人の主人公が過去と向き合うアドベンチャー。 双子の二人はお互いにテレパシー能力持ちであり、互いのイメージを相手と共有する力をもっている。 互いに微妙に食い違う記憶のイメージから過去に起きた事件、当時の母の心境をおっていくといのがストーリーの核となる。

面白いのは前述のように双子はそれぞれ過去に記憶に微妙に食い違いが起きていて、 どちらの記憶を過去に起きたこととして採用するかはプレイヤー次第というところ。 ストーリー的にはどちらの記憶が真実というものでもなく、 各キャラクターが採用した過去をどのように受け止めていくかで未来に影響がでる。

ボリュームとしては10時間もあれば終わるが、ストーリーはそこそこ面白く物語がどう転んでいくのか気になり最後まで楽しめた。 謎解きがすこし面倒なところが多かったが、全体的にには良作という感じ。 ただ定価で買うにはちょっとボリューム不足がやはり気になるか。

*1:あくまで想像よりはというだけで良ゲーではまったくない。どちらかというと糞ゲーに近い部類

*2:それを2022年にやっている自分は何なのだろうか

*3:その後のアップデートでキャラクターの体力が増加したのでさらに簡単になった。

*4:氷系のスキル、反射+1系のスキルが汎用性が高すぎて強すぎる