にそべげ

個人の感想です。

6月まとめ

ストリートファイター6

2D格ゲーの始祖であるストリートファイターシリーズ第六作。 もともとストーリー要素も薄く基本的には対戦要素のみといえる硬派なジャンルゲームだったが、 今作からはワールドツアーという一人用のアドベンチャーモード、またオンライン上でゲームセンターを再現したバトルハブが実装された。

本作のワールドツアーではプレイヤーの分身となるアバターを作成して、各地にストリートファイターのキャラクターに弟子入りして強くなり世界を巡る。 その中でストリートファイターのキャラクターの深彫りやストーリーを楽しめる。 またこのワールドツアーの中で格闘ゲームのイロハを教えてくれるので格闘ゲームが苦手な人でも楽しめるように設計されている。 基本的には3Dのフィールドを探索、戦闘は2D格闘ゲームとなっているが、RPGのようにレベルの概念や装備の概念もあるので 前述のチュートリアルの要素も含めて格闘ゲーム初心者に向けて実装されたモードといえる。 ただしバランスの調整は雑だなと感じるところも多く、後半の敵についてはやたらに体力が多くて固い敵が多く、 最後は回復薬をがぶ飲みして倒すようなサイクルになってしまいがちなのが少々残念だった。

バトルハブも要はオンライン対戦のロビー機能を豪華にしたようなものだが、 単純に対戦を楽しめるだけではなく、カプコンの過去のアーケードゲームを楽しめるようになっていたりとただのロビー機能で終わらないような工夫がされている。

そして肝心の本作の対戦システム、バランスだがこれは個人的にはかなり良好だった。 インパクトまわりは単純な操作でしっかり駆け引きが成立しているし、見ている側もわかりやすい。 ドライブシステムも攻防両方を一本のゲージで表現できていて、攻撃的にゲージを使えば防御面がもろくなるというバランスは非常にシンプルでわかりやすい。

もちろん特定キャラの一部行動が強くないか?とかバランス面で全く不満がないわけでもないが 全体としては非常に出来が良いので今後のキャラクター追加や調整含めて楽しみ。