にそべげ

個人の感想です。

5月まとめ

5月にやったゲームの感想。 5月はゴールデンウィークもあったので、かなりの本数やっている。

龍が如く7 光と闇の行方

突如アクションからJRPGとして変貌した龍が如くシリーズ7作目。 舞台、主人公も一新されていたりと、これまでの龍が如くの流れを断ち切った作品。

ストーリおよび主人公たちのキャラクターはかなり良く、全体的には良作。 神室町に変わる横浜の伊勢佐木異人町も魅力的な街として再現できている。

ただアクションからすげ変わったRPGの戦闘システム部分については無駄技が多くテンポも正直悪い。 用意された転職システムも正直あまり有効に働いていなかったりと、全体的なバランス面はあまり良い出来ではない。 ストーリやキャラクターはとても面白かったので、RPGのシステム面も次作ではうまいこと調整してくれることを願う。

Down well

ガンブーツという下方向に攻撃可能な武器を履いてひたすら下に落ちていくゲーム。 ローグライクアクションで、拾うアイテムごとに違うアクションが楽しめるようになっている。 構成はかなりミニマムなゲームだが、かなりうまく調整されていて完成度は非常に高い。

のだが何故か自分はそこまでハマれず正直あまりプレイしていない。

Monster Train

いわゆるslay the spireフォロワー。 他のフォロワーと比較するとそれなりにオリジナリティがあり、レベルデザインも非常によくできている。 slay the spire好きならやって間違いなし。

ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島

ドラクエ版マイクラ。マイクラよりも何かを建築することにゲームとして必然性があるので マイクラで途方に暮れるタイプの人もお勧めの作品。

ビルダーズ1にあった問題点を全面的に改善したような作品で、作った建物、集めた素材は無駄にならないし、 素材収集の面倒さもかなり緩和されているので過去にビルダーズ1では挫折した自分でも全クリできた。

ストーリーもオリジナルのドラクエ2の設定をうまく使っており、王道である程度先は読めたものの満足のいく出来だった。

Sumoman

なぜか時を巻き戻す能力をもつ力士を操る2Dアクションゲーム。 2Dアクションゲームといったが、物理パズル的な側面も強い。

特徴的なのは前述の時間を巻き戻す機能と、物理演算を利用したパズル、アクションがある点。 主人公の力士は転ぶと自力では起き上がれない上にその動作もかなり癖が強いので、アクションは地味に難しい。

物理演算を利用した緻密に設計されたパズルも地味に難易度が高く、 ただのバカゲーと思いきやきちんと作られた高難易度ゲームだったりするので面を食らうかもしれない。

物理演算が絡む都合、謎解きパズルの部分で同じことをしてもうまくいくケースといかないケースがあったりと理不尽に感じる部分があるのが微妙。

Hades

冥王ハデスの息子ザグレウス王子を操り、冥界から地上への脱出を目指すローグライクアクションゲーム。

正直システム面ではDead Cell等に代表されるローグライクアクションのテンプレみたいな感じだが、その完成度が異常に高い。

特に特出すべきはストーリー、演出がかなり良くできている点。 この手のローグライクアクションでストーリー、キャラクター性をここまでうまく融合できている例を見たことがないのでかなり感心した。 そもそもキャラクターが毎回違うことを喋ってくるので、相当なテキスト量を仕込んでいることがうかがえる。

肝心のアクションもかなり手触りがよく、レベルデザインも絶妙。2020年のGOTYに選ばれるだけの名作。

Knockout City

ドッジボールゲー。昔のバトルドッジボールとかと違いコートの概念はなく、自由に動き回ってただ相手にボールをぶつけるだけ。 ゲーム性としてはチーム対戦型のシューターゲーム(FPS/TPS)とほぼ同じと言ってよい。

投げたボールは自動で相手に向かって飛んでいくので、エイムの必要はなく、エイム力でプレイヤー間の腕の差がほぼ出ない。 それゆえに近年のチーム対戦型FPSでいう戦略、チーム連携、ポジショニング、状況判断力が勝敗の大きな要になるようなデザインになっている 。 チーム対戦型シューター系ゲームはスプラトゥーンオーバーウォッチ、APEX*1を始めとして受け入れられるようになっているものの、やはり敷居はそれなりに高い。 エイム力の差を無くして他のチーム対戦型シューターと同様の駆け引きを初心者同士の対戦でも実現できているのは素晴らしい。

個人的にはかなり良くできたチーム対戦ゲームだと思うのだが、正直ここから定着するかは怪しいかなという印象。 大きな壁としてすでにある程度の規模と地位を持った無料シューター系ゲームが複数ある中で 基本は有料*2というのがまず大きい。

デザインについても日本人好みとは言いにくいのも不安要素のうちの一つ。 といってもAPEXやフォートナイトのデザインも別に日本人好みでもないの実はデザインはそこまで重要でもないかも。

スーパーボンバーマンR オンライン

ボンバーマンの64人でのバトロワボンバーマン自体はほぼシステムとして完成されたゲームなので、案の定面白かった。

基本無料だが一部のキャラクターが課金キャラクターになっている。 キャラクターごとの個性付けは初期状態、特殊能力、成長限界で行っている。

この手のゲームだと一部の特殊能力を持つ課金キャラクターが強いバランスになりがちだが なんだかんだ無能力で成長限界が一番高い無料の白ボンがトップクラスで強いのが良いバランス。

バトル面は全体的に満足のいく出来なのだが、64人のバトルが始まるまでのマッチング時間がかなり長いのだけが不満。 そこが改善されると正直文句はほとんどない良ゲー。

Chariot

王様の幽霊にどやされながら王様の棺桶を引きづって、理想の墓を探しに行くゲーム*3

カテゴリーとしてはステージ攻略型の2Dバズルアクションゲームだが、正直ステージの構成が無駄に長く冗長なつくり。 基本アクションとしてボタンを押していると棺桶を紐で引きずれるのだが、 棺桶は基本は常にひっぱていくことになるので、ボタンはほぼ押しっぱなしになる。結果として指が疲れがち。

ステージに用意されたパズルも微妙で、アクションは楽しいというよりメンドクサイがでてくるような感じので個人的には微妙ゲー。 一応ビジュアルや日本語化とか全体的に丁寧には作られているのは良い。

*1:これはバトロワなので少し系統が違うが

*2:一定レベルまでは無料だが、レベルは勝手に上がるので、いつか無料でできなくなってしまう

*3:ちょっと何言っているんだ感があるが、実際このとおり