にそべげ

個人の感想です。

11月まとめ

スプラトゥーン3やってたいたのもあるが、新規ゲームは一本だけだった。

タクティクスオウガ リボーン

シミュレーションRPGの金字塔タクティクスオウガのリメイクであるPSPタクティクスオウガ 運命の輪のリメイク*1。 筆者はオリジナルのSFC版もPSP版もやったことはないので、このリボーンが初タクティクスオウガ。 最初に総評を書いてしまうが、率直なプレイした感想としては佳作くらいの評価だった*2

本作はシミュレーションRPGだがストーリー進行でレベルキャップがかけられており、レベルを上げて無理やり攻略するパワープレイはできないようになっている。 またそのゲームバランスは近年のゲームとしては珍しくわりと骨太な難易度であり、特に中盤あたりは人によっては投げてもおかしくない難易度だった。 オリジナルのSFC版がバランス崩壊気味*3だったのでバランス調整した結果とのことだが、この難易度は近年のゲームに慣れた人からすると人によってはクリアすらできないのではなかろうか。 せめてレベルキャップを廃止したイージーモードをつけても良かったのではと思う。

個人的にはシミュレーションゲームということで、ひたすらレベルを上げて脳死で突破するのではなく、 ゲームのタイトル通り戦略(タクティクス)を用いて攻略していくという方針は嫌いではない。 実際自分としても中盤の一部のステージは位置取りを気にしたり、アイテムやデバフを全力で駆使して攻略することになり中々楽しめる部分も多かった。

しかしその適当なプレイを許さない難易度のためか敵キャラの体力が多めなに設定されている影響*4で1回の戦闘が長くなりがちでしんどい仕様になっている。 本作はSFC時代のいわば水増しのようなステージも忠実に再現されているのか そこまで難しいわけでもないがただ時間が長くかかるステージというのが特に終盤に多くなり、シンプルにストーリーをすすめる上でもテンポが悪いと感じた。 そこにレベルキャップの仕様も加わり、戦って得られるものはあまりない*5中で戦闘を何回もするのは正直楽しさと言うよりはしんどさのほうが大きいところであった。

個人的には高難易度にするならここらへんの水増しのようなステージは削ってほしかったというのが正直な感想である。*6 ただしこれらは4倍速モードとかがあれば戦闘テンポがよくなり印象が変わったのかもしれない*7

よく言及される本作リボーンで追加されたバフカードの要素だが、これについてもバフの効果が大きすぎてステージの序盤はバフカード集めに奔走する戦略が大部分で正解になってしまっている点で個人的にも評価が微妙な要素だった。 待ち戦略の対策、戦闘に偶発性を持ち込むための要素とのことだったが、バフカードの効果がかなり強いのとバフカードのランダム性の影響で戦略というよりはバフカードの出現運にゲームが支配されているように思えてしまった。 またバフカードを取るために地形を無視できる飛行ユニット、移動力が高いキャラクターが全体的に強めになってしまっている印象である。

悪い点ばかり先に述べてしまったが、良い点もありそれはやはりストーリーだろう。 まだシンプルなストーリーだったり、表現が未熟なゲームが多かったSFC時代のRPGでこれほど凝ったセリフ回し、演出、ストーリーがかなりの衝撃を当時のプレイヤーに与えたのは想像に容易い。 実際本作もある程度の加筆や調整はあるものの、その骨格となるストーリーは現代の他作品と比べても全く見劣りしない。 また高低差の概念、WT、ユニット方向、遠距離武器の射線等々を考慮した戦闘システムと当時のドット絵のグラフィックも SFCの標準的なゲームと比較して相当ハイレベルだったろう。

本作でタクティクスオウガを初プレイした自分としてもその部分においてタクティクスオウガが歴史的に偉大なゲームというのは十分に理解できた。 その点で本作を現代の最新機でプレイできるようにリメイクを再度してもらえたことには感謝である。

*1:最近リメイクのリメイクがちょこちょこ出てくるがそれだけビデオゲームの歴史が長くなったということか

*2:手放しに良作とは言えないが少なくとも駄作ではないというライン

*3:弓、石化が過剰に強かったらしい

*4:バフカードでの強化前提の体力。バフカードを集めるのにも時間はかかる上にダメージアップのバフが出現するかは運しだいなので結局時間がかかる。

*5:レベルキャップには簡単に到達するので、戦闘で得られるのは敵のドロップ品のみ。このドロップ品もストーリーではほぼ換金用の価値しかない。

*6:ただしリボーンはオリジナルの忠実なリメイクという要素もあると思うのでこれもできないところが難しい

*7:倍速モードがデフォルトであるべきスピードと思っていたので4倍速は欲しかった

10月まとめ

Overwatch2

blizzardの送るヒーローシューター。 Overwatch1は少し触れた程度なのであまりわかっていないが、細かい調整はあるもののOverwatch1のヒーロー、ステージが続投されて基本ルールは変わらないらしい*1。 また本作はOverwatch1の強制アップデートという形で提供されているため、強制的に1のプレイヤーも2をやることになりまた基本無料FPSとして作り直された。 本作での大きな影響として2タンクから1タンクになったため、膠着状態の時間が減り全体的にやられるときは一気にやられるようなゲーム展開が多いらしい。 実際1タンク故にタンクの重要性は高く、やられてしまったチームはかなり大きな不利を背負う。

本作のタンクは単純なタンクというよりはタンク並みに頑強なDPSなのでエースアタッカーとしての性能を備えており、タンクが活躍できないチームが負けるような構図になりがちではある。 キャラクターごとにカウンターとなるキャラクターが’存在しており、単純なFPSの腕だけでなく相手チームの構成によってプレイキャラクターを柔軟に変更するという 戦略、知識も重要になるので総合的なゲームへの理解と操作スキルが要求される。 FPSはかなり下手くそなのだが、下手くそなりにカウンターピックをとれてチームを勝利に導いたりとやれることがあるのはよい。 話題になるだけありとてもよくできたゲームだった。

Inscryption

小屋に軟禁されて謎の存在とカードゲームをするゲーム。 置かれた状況がわからないまま、プレイヤーは謎の存在とカードゲームをし続けることになる。 ゲームの中心となるカードゲームはほどほどの複雑さとシンプルさを兼合わせた適度なバランスでできていて面白い。 システムとしてはslay the spireの系譜のローグライト要素もあるデッキビルドタイプのカードゲーム。この手のデッキビルドが好きな人だと十分に楽しめるだろう。

面白いのはあくまでこのカードゲームがゲーム内ゲームであり、真の目的を達成するにはカードゲームだけでなく、舞台となる軟禁小屋の謎も解かないといけない点。 小屋内に意味深に置かれているオブジェクトそれぞれに意味があり、またその謎を解くことでカードゲーム攻略にも役立つ。 さらにこのゲームをただのカードゲームで終わらせない要素があるのだが、気になった人はやって見ると良い*2

The Hex

とあるバーに集まった6人の過去を紐解いていくアドベンチャーゲーム。 それぞれのキャラクターの過去を知ることでプレイヤーはこのゲームの秘密に気づいていく。 Inscryptionの作者の作品ということでやってみたが、最終的な展開はInscryptionの作者が好きそうなネタがやはり仕込まれている。 Inscryptionの仕掛けが面白かったので、その点ではそこそこ満足できた。

大まかにはアドベンチャーゲームなのだが、ところどころで複数ゲームジャンルを盛り込んだ内容となっており色々なゲーム体験ができたとのは面白い*3。 またそれぞれのゲームジャンルでお約束ともいえるようなメタネタを仕込んでいたり、ニヤリとするところも多い。 アドベンチャーゲームというのもあるが基本的にはストーリーがこのゲームの面白さなので、ゲームというよりは読み物として楽しんだほうが良いだろう。 Inscryptionと比べるとお勧めしにくいがInscryptionの演出やストーリーが気に入った人ならやってみてもよさそう。

DeepRockGalantic

宇宙の炭鉱採掘労働者としてモンスターの潜む星々に鉱石を掘りにいく協力型TPS。 最大四人までのチームを組むが、プレイヤーそれぞれに特徴的な役職が割り当てられる。 役職としては穴掘りが得意なドリラー、銃撃が得意なソルジャー、索敵が得意なスカウト、足場の構築、タレット設置とサポートが得意なエンジニアがある。 それぞれ得意なことが分かれているので、良しなにお互いの長所を生かしていく必要があるが、 ガチガチに役割分担されているわけでもないので気楽にわいわい協力プレイできる。

基本的にはクエストを受注してひたすらクエスト目標を達成するのだが、クエストごとにやることが変わったり、 ランダム生成の炭鉱惑星や役職毎に使用できる武器がアンロックされていくので単調な展開にならず楽しめる。

この手の協力型ゲームとしては取り立てて特筆すべき要素があるわけでもないが、 クエストのや役職ごとの分担が適度なバランスになっているので協力型ゲームをやりたいときの手堅い一本になるだろう。

*1:Overwatch1.5といわれている

*2:少々ネタばれだがこの作者の仕込み要素はちょっとやりすぎな感があって、驚きはするものの少々どうかなと思うところもある

*3:とはいえ一つ一つの質は低い

9月まとめ

Disco Elysium

Game of the Year 2019を獲得した名作。ついに日本語化されたというので遊んでみた。 ゲームシステムとしてはTRPGに近いゲームであり、初めに好きな能力値にスキルポイントを割り振り、すべてのイベントは能力値とダイスの目次第でその成否が決定する。

主人公は自分の名前含めて全ての記憶を忘れてしまった刑事。同僚の刑事キムと共に担当していたという殺人事件の謎を追っていくというストーリー。 このゲームの最も特徴的な要素の一つとして、圧倒的なテキスト量があり主人公の事細かな状態やそれまでの行動の過程に応じて事細かにしゃべる内容が変化する。*1 基本的にはテキストをかなり読ませるゲームであり、さらにその内容は多数の専門用語が容赦なくでてくる上に場合によってはその専門用語の解説もゲーム内で一切されないこともプレイ次第ではありうる。 文字を読むのが苦手なタイプ、意味不明な単語が出てもある程度自分で推測したり、我慢できる人でないとまったくお勧めできないゲームではある。

本作はそのテキスト量に比例してイベントの数もかなり膨大にわたり、何か一つの目標を達成するにもいくつものルートが用意されている。 どのルートで攻略するかはプレイヤーのスキルポイント割り振り、またダイスロールの目次第でも変わるので、プレイヤーによってかなりプレイ感覚は変わることになるだろう。

このゲームで個人的には一番惹かれたのはメインである殺人事件や主人公の記憶よりもその世界そのものだった。 このDisco Elysiumの世界は当初想像していたよりもかなり入り組んだ仕組みの世界であり、 また全てではないがその世界の秘密の一部を見ただけでもかなり濃いバックグラウンドがある世界に思えた。 自分はひとまず一周してエンディングを見たが、当然ながら世界の謎そのものや細かいイベントの数々はまだ謎の部分も多い。 このゲームはマルチエンディングのようでもあるので、時間がある時にまた別のルートで攻略するのもいいかなとは思っている。

スプラトゥーン3

日本でマイナーだった対戦TPSを一般的なジャンルにのし上げてしまった国民的ゲームスプラトゥーンの三作目。 基本的なゲームルールは2からそのままに新武器の追加と武器バランスの調整やUIの変更などが今作の大きな要素*2。 巷ではスプラトゥーン2.5とも揶揄されているが、あながち間違った表現ではないかなと自分も思う。2->3となったことで何か大きく変わったという要素は実はない。 初代スプラトゥーンからスプラトゥーン2になったときにはゲームハードの移行、PVEであるサーモンランの追加などがあったが、3ではこの手の追加要素がせいぜいナワバトラーというミニゲーム程度なのが印象として良くなかったのだろう。*3 しかし良い意味でもゲーム内容は変わらずスプラトゥーンではあったので、その点ではわりと満足ではあった。 ただしスプラトゥーン2には見られない通信エラーが多発している印象はあるので、ここを早いところ修正してもらいたいところ。

*1:2019年あたりではこの圧倒的なテキスト量のため多言語対応は難しいのではと言われていた。

*2:それだけではなく一人プレイモードは新しいストーリが用意されていたり、サーモンランにも新要素はある

*3:3ではトリカラバトルという新ルールもあるが、フェス時限定のルールであるのと前評判がよろしくなかったために調整中の状態になってしまったためほとんどできず影が薄かった

8月まとめ

8月はゼノブレイド3でほぼ終わってしまった。 ゼノブレイドシリーズの修正というだけあってボリュームがすごかった。

ゼノブレイド3

ゼノブレイド1,2の集大成という前振りででたゼノブレイドシリーズ三作目。 総評としては期待したほどではなく、悪いわけでは無いが全体的に密度の薄さが目立つ作品だった。

ストーリー

これまでのゼノブレイドというと自分が評価していたのは主にストーリーと戦闘システムだったのだが、 本作ではそのストーリーに特に面白さを感じなかった。

これまでのゼノブレイドシリーズだと物語を大きく動かす、また意外性のある展開が複数回はEDまでにあったのだが、 本作だとそういった展開ほとんどなく特に中盤くらいはほぼ想像通りの展開且つその演出も全体的に淡々としていて面白さを感じられなかった。 またストーリームービーの挿入ポイントが非常に多く少し何かをするたびに毎回数分のムービーを見る状態になる。さらにムービーの内容についてもどうでもよい部分までご丁寧にムービーで見させられるのでテンポが非常に悪くストーリーをすすめるのが退屈に感じた。

中盤の終わりから終盤にかけてはそれまでの伏線を回収する怒涛の展開があったりと面白い部分はあったのだが、 全体のプレイ時間を考えるとその時間はかなり短い。 さらに問題なのが未回収の伏線も多くEDを見ても不明点が多く残るため、EDまで見てもこれでおわり?という感想になりそこまで満足できなかった*1。そのためストーリー全体として評価すると正直期待外れという感想になってしまった。

キャラクター

キャラクターは味方陣営についてはそれぞれキャラクターが立っており、メインキャラ以外の仲間になるキャラクターについてもサブクエストという形で掘り下げされていたりするので全体的に魅力的なキャラクターが多い*2

逆に敵陣営についてはほぼ掘り下げはなく魅力的なキャラクターはほとんどいない。 まず敵陣営については狙っているのだろうがキャラクターが使い捨てのように多数登場する割には極少数のキャラクターしか掘り下げは行われない。道中に必要なゲームのボスという役割を全うさせるためだけの存在でしかない。 そんな記号的な幹部達を倒していくのが本作の中盤までのメインストーリーなので特に中盤はストーリームービーをみるのがかなり退屈だった*3

戦闘

戦闘についてはキャラクターが7人PT全員で同時に戦闘を行うようになり、さらに各キャラクターにクラスやロールといった概念が明確にできて前作よりもさらに戦略的にも深みや面白さが増した。しかしプレイヤーが操作するキャラクターは結局一人であり7PTになった都合でプレイヤーの操作が戦闘に及ぼす影響というのが小さくなり、戦闘中にプレイヤーが操作する面白さを感じにくくなってしまった*4

もちろんプレイヤーがキャラクターを操作する意義はないわけでは無いが、ただ敵を倒すという観点だけでいうなら大局に影響を与えうる戦闘時の操作というのはチェインアタック、インタリンク*5の発動タイミングくらいでそれ以外はすべてCPUに任せても戦局は大きく変わらない*6

全体的に戦闘時にどうキャラクターを操作するかというよりは、どういったPT編成にするかという準備の部分が大切な戦闘システムになっている印象であり、戦闘についてもゲームをしているというか戦闘を見ているという印象を強く感じた。

特にチェインアタックは操作内容自体は単調なものであり、演出時間が長いせいでテンポが非常に悪く戦闘は見ているだけという印象をより強くもつ要素になってしまった*7。 これまで挙げた点は好みの差がかなりでる部分なので今作の戦闘システムは悪いとは思わないが、個人的にはそれほど面白みを感じない戦闘システムという印象だった。

総評

個人的に期待していたストーリー、戦闘についてはいまいちという評価だった。しかしそれ以外の広大なフィールドマップの探索要素や膨大なアイテムのコレクションや付随する収集系クエスト、ユニークモンスターなどのこれまでのゼノブレイドシリーズでお馴染みの膨大なやりこみ要素はふんだんにある。仲間になる多くのキャラクター達についてもそれぞれ専用のクエストが用意されていてキャラゲーとしてみるとかなり丁寧に作られている。

そういった圧倒的な物量についてはたしかに素晴らしいし制作陣としても力を入れた部分なのだろうが、個人的には端的に言うと物量に対しての密度が薄いというのが本作全体の所感だった。期待していたストーリー、戦闘についても本作はあまりピンとこなかったので、もう次回作は発売日に買わなくてもいいかなという感想。

VVVVVV

昔ながらの2Dプラットフォーマー。 宇宙区間で不慮の事故で遭難してしまった宇宙船乗組員を救い出すのが目的。 宇宙区間故の上下がひっくり返ったりと重力の方向が一定ではなく、ステージ攻略や探索にも重力の方向を意識してアクションする必要があるのが難しい。 少々高難易度なアクションを要求するが探索する空間は小規模なので、それほど時間もかからずクリアはできた。 レベルデザインも悪くなく小規模ながらも割とまとまっていた良作。

Despotism 3k

AIが支配する世界で人を繁殖、働かせることでエネルギーを生み出すリソース管理ゲーム 人にはそれぞれ体力が設定されているのでむやみに働かせすぎても死んでしまう。 適度に休ませつつも働かせたりケガや老齢になり必要なくなった人間は溶かしてエネルギーに変換したするのが重要になる。 また各種イベントでミュータントに進化したり、脱走したり流行病で死んだりと様々なトラブルが発生するのでそれに対処もする必要がある。 テーマからしてそうだが、ブラックユーモアの塊のようなゲームなのでそういうのが苦手な人はやらないほうがいいだろう。 またこのゲーム自体はかなり難易度が高めなのでこの手のリソース管理ゲームが苦手な人はかなり苦戦を強いられるだろう。 そしてこの手のゲームが不得意な自分は案の定クリアならず。悪くはないゲームなのだがちょっと自分には難しいゲームだった。 逆にリソース管理ゲームが得意な人にはなかなか面白いゲームなのではないかと思う。

*1:DLCで回収するのだろうがもうちょっと本作だけで完結してほしい

*2:一部キャラクターのサブクエストについてはメインクエストでやれという内容のものも多い

*3:展開だけでなく主人公側も毎回似たようなことを喋るので真剣に見る気にならない

*4:もしかしたら慣れたらキャラクターをスイッチしまくるのが想定の遊び方かもしれないが・・操作体系的にそんなようにも見えない

*5:それぞれ大ダメージを与える大技に該当する。実際は付随してPT全体の回復、または一定時間敵の攻撃を無効化する効果もあるため全滅回避のための緊急回避手段として使われるケースも多い

*6:アクション中は絶対回避状態になるスキル等あるので、プレイヤー操作とCPU操作で生存率が変わったりはするのだが、それでもせいぜい7人PTのうちの1人が動きが良くなるだけで大局には大きく影響しない

*7:威力的には強いのだが退屈なのと演出をみるのが面倒であまり使いたくなかった

7月まとめ

CUPHEAD THE DELICIOUS LAST COURSE

カップヘッドの有料DLC。延期に次ぐ延期でいつ発売するかと待っていたがついに発売。 新キャラクターチャリスと新ステージ、新ショット、装備が追加された。

チャリスはかなり強力な性能であり、大概のステージはチャリスを使ったほうが楽。 ここについては何故ほぼ上位互換になってしまう高性能なキャラクターを追加したかは少々疑問である。

追加されたステージはこれまでのCUPHEADのクオリティを損なわず高品質なアニメ、音楽とかなり力が入っている。 追加ステージが全部で5ステージ程度と本編と比較すると少々物足りないボリュームだが、 その質の高さはただただ素晴らしいの一言。

とりあえずは各ボスを一通り倒して、一部ボスはエキスパートで最高ランクを獲得した状態で止めているが どこかで全ボス最高ランククリアしておきたい。

milk inside a bag of milk inside a bag of milk ...

精神を病んでしまった少女が牛乳を買いに行く、ただそれだけの話。ジャンルとしては超ショートなノベルゲーム。 ゲーム内で描写される情景は少女視点のものであり、その世界は異様の一言。 プレイヤーは少女自身というわけでもなく、少女のイマジナリーフレンドとして少女と接することになる。

かなり難解な作品であり日本語訳は相当な苦労をしたものであろうと思うが、この異質な世界観を表現してくれている。 何と表現すればよいか難しい作品だが、無料なのでとりあえず気になった人は触ってみると良い。O

milk outside a bag of milk outside a bag of milk ...

前作milk inside a bag of milk inside a bag of milk ...の続編。 前作同様に異質な世界を生きている少女のイマジナリーフレンドとしてプレイヤーは物語を進めていく。 今作はノベルゲーというよりはポイント&クリックアドベンチャー風味なゲーム性であり、 少女の部屋を中心に前作ではよくわからなかった少女の過去、現実を目の当たりにする。

前作同様にこれまた難解な作品ではあるものの、 今作では外から見た少女の現実世界も見れるので、少女に何があったのかを少し推察できるようになっている。 また今作ではアニメーションが挿入されていたり、マルチエンディングが用意されていたりと前作よりも力が入っているので 雰囲気が気に入った人は購入をお勧めする。筆者もよくわからない点が多分にあったが、そこも含めて好きな作品。

ショベルナイト

懐かしさを感じるファミコンテイストの2Dアクションゲーム。 マリオ3のようなステージを選択して、各ステージを攻略していく。

かなり良質なアクションであり、グラフィックや操作感も相まってロックマンを思い出した*1。 全体的な難易度は平易であり、ただクリアするだけなら簡単。ただし物足りないという人にはノーダメージクリアの実績などやりこみ要素もかなり豊富に用意されている。

現在だと無料DLCでショベルナイト以外の3キャラクターも操作できるので単純なボリュームもそれなりにある。 ただし全体的にキャラクターを変えても根本からゲーム性が変わるほどというわけでもないので、ちょっと飽きてしまった。

モンスターハンターライズ サンブレイク

モンスターハンターライズの有料DCL。モンスターや新技が大幅に追加されている。 全体的にライズの不満点を潰せていて、ライズのアクション面で不満だった部分はかなり潰せている。 元々快適さに全振りしたライズでさらに快適な狩りができるようになった。 新アクションの疾替えについても便利ではあるが必須技というほどでもなく、サンライズのやり方をそのまま踏襲して言ってもよいし、 上手い人は疾替えで翔蟲技を使い分けるなどちょうどいい塩梅のバランスになっていた。 ただハンター側がずいぶん強くなってしまったせいか、追加されたモンスター側もあからさまな回避狩りや滅茶苦茶な動き、技を繰り出すようにもなっていて 昔のモンハンのようなジリジリしたアクションというよりは別ゲーになりつつあるなとは思った。 今回でライズ仕様のモンハンは終わりだとは思うので、次回作のモンハンがどうなっていくのかは気になる所ではある。

*1:主に最大の敵が針や穴な点も含めて

6月まとめ

ラッシング・ビート

switch onlineで配布されていたのでプレイ。 ジャレコベルトスクロールアクションということで正直あまり期待していなかったが想像よりは楽しめた*1

最初は通常攻撃のコンボ、ジャンプ、投げ等いろいろやって苦戦していたが、投げゲーという事実に気付き無事クリア。 投げは威力大、モーション時無敵、複数の敵を巻き込めるとあからさまに強く、割と簡単に狙えるのでコンボなんて狙わずに如何に投げをするかでクリアできるかが決まる。 最終的には無敵状態になるダッシュ攻撃でダウンを取り、起き上がりの隙で敵を投げるを繰り返すだけのゲームになった。

そもそもこのゲーム、武器が全く役に立たなかったり、雑魚敵の攻撃力が異常に高かったり、敵の攻撃モーション中は無敵とガバガバなバランスなのでまともな方法ではクリアなんてできないだろう。このガバガバなバランスの最たるものが最終ステージの中ボスで、一定時間の無敵化と無敵攻撃をひたすら繰り返すという糞の塊のようなボスである。こんなバランスを見ていたらダッシュ攻撃&投げゲーにシフトせざるを得ない。

この作品に限らないがどのベルトスクロールアクションも投げが一番強いイメージあるんだが何でだろう。

Dead Dance

switch onlineで配布されていたのでプレイ。 ジャレコの格ゲー。これまたジャレコというので期待は全くしていなかったが、今作は想像通り糞ゲー。 キャラクター数、コマンド体系、技のバランス等々褒められる点がほとんどない。 ガード硬直時間がやけに長いせいで当て投げがかなりやりやすく、CPUは密着状態なら投げを確実にしてくるので突進技をガードしたらほぼ100%投げられてしまう。またコンボという概念もなく、一発一発技を当てることしかできないのも厳しい。 ストリートファイター2が世に出た後でこのレベルの格闘ゲームをやらされるのは、当時でもかなり辛かっただろう*2

唯一褒められる点としてゲーム後にとどめの一撃の動画再生機能がある点。 ただこの機能、最初はすごいと思うもののプレイしていると鬱陶しくなるので実は欠点なのかもしれない。

20 Minutes Till Dawn

10 Minutes Till Dawnの製品版。もとい20分版。 10 Minutes Till Dawnよりもキャラクター、銃、スキル、装備という要素が追加されている。 10 Minutes Till Dawnのデータを引き継いであるようで、最初から大体の要素はアンロックできた。

ゲーム自体はプレイヤーに有利な装備という要素が増えているため10 Minutes Till Dawnよりも簡単になった*3。 ゲーム性自体は当然だが10 Minutes Till Dawnと変わらずでスキル、銃、キャラクター固有スキルの組み合わせによるビルドでどうクリアするかという面白さがある。ただ製品版になって奥深さが増えたかというとそんなわけでもなく、特定のスキルが強すぎるのと簡単に大体のスキル習得はできてしまうので、特定の組み合わせのスキルを覚えておけばどの銃、キャラクターを選択しようが大概クリアできてしまう*4

全体として値段を鑑みても良ゲーだとは思うのだが、デモ版である10 Minutes Till Dawnからどのように発展したかとハードルを勝手にあげてしまったのがまずかったのか肩透かしをくらったような感想になってしまった。10 Minutes Till Dawnで大盤振る舞いしすぎちゃったかなという感じ。

Spacelines from the Far Out

Xbox Game Passで提供されていたのでプレイ。 宇宙の交通事業者として自分の宇宙船をもって乗客を運ぶゲーム。

このゲームを一言でいうならローグライト Overcooked。 乗客はトイレに行きたいだ、お腹がすいただの、退屈だのと赤ん坊のように要求ばかりしてくるので、それらに対処しつつ宇宙船を安全に運転するというのが中々に大変。乗客は要求を放置していると宇宙船にいたずらをしてくるので無視もできない。 船のガソリンが切れたり、彗星との衝突等で大破するとゲームオーバーとなり稼いだお金やアップグレードしてきた宇宙船は全て消えてしまう。このあたりがローグライト。

マルチプレイ対応なので複数人でやったが、プレイ感は完全にovercooked。 人数に比例してトラブルの頻度も増えるので常にワタワタしつつもトラブルに対応していくのは楽しい。 ただしovercookedほど役割のスイッチングが発生するような作りにはなっておらず、適切に役割分担をしているとあまり混乱は起きずに淡々と業務を遂行できてしまう。

とりあえず一回クリアしたものの再度リプレイをしたいという気にはならなかった。 ローグライトとして宇宙船を変えたり航路を変えてもプレイ感が変わらない印象をもってしまったのが要因として大きい。 全体的にそれっぽいけど各要素がうまく噛み合いきれてない、そんな印象の作品。

DISC ROOM

ディスクという回転のこぎりのような機械の中で生き残る2Dアクションゲーム。 ディスクに触れると即死、リトライも非常に早くいわゆる死にゲー。 面白いのがただ生き残るのがステージのクリア条件というわけでもなく、特定の死に方、行動が一つの実績として扱われている点。ただのアクションゲームと思いきや、どのように目標の実績を満たせるかという謎解きの要素もある。 基本的には敵の攻撃をよけ続けて生き残りつづけるタイプの死にゲーなので爽快感はあまりないが、トライ&エラーを繰り返して少しずつ上達を感じられるという点では十分死にゲーとしてよいゲームだった。 難点としてはボリュームが少な目なところ。

Tell Me Why

steamで6月限定で全チャプター無料だったのでプレイ。 幼少期に母を殺したトランスジェンダーな双子の二人の主人公が過去と向き合うアドベンチャー。 双子の二人はお互いにテレパシー能力持ちであり、互いのイメージを相手と共有する力をもっている。 互いに微妙に食い違う記憶のイメージから過去に起きた事件、当時の母の心境をおっていくといのがストーリーの核となる。

面白いのは前述のように双子はそれぞれ過去に記憶に微妙に食い違いが起きていて、 どちらの記憶を過去に起きたこととして採用するかはプレイヤー次第というところ。 ストーリー的にはどちらの記憶が真実というものでもなく、 各キャラクターが採用した過去をどのように受け止めていくかで未来に影響がでる。

ボリュームとしては10時間もあれば終わるが、ストーリーはそこそこ面白く物語がどう転んでいくのか気になり最後まで楽しめた。 謎解きがすこし面倒なところが多かったが、全体的にには良作という感じ。 ただ定価で買うにはちょっとボリューム不足がやはり気になるか。

*1:あくまで想像よりはというだけで良ゲーではまったくない。どちらかというと糞ゲーに近い部類

*2:それを2022年にやっている自分は何なのだろうか

*3:その後のアップデートでキャラクターの体力が増加したのでさらに簡単になった。

*4:氷系のスキル、反射+1系のスキルが汎用性が高すぎて強すぎる

5月まとめ

There is No Came: Wrong Dimension

ポイント&クリック形式のアドベンチャーゲーム。 ゲームのくせにゲームをすぐ辞めさせてくるプログラムとゲームをしたいプレイヤーの戦いそして生まれる友情。そんなゲーム。

メタネタ、パロディーが多めでゲームへの造詣が深いほうが楽しめるゲーム。 ポイント&クリックが実は苦手なのだが難易度はそれほど高くなく、前述のゲームネタもあり楽しめた。 ただゲームとしての楽しさと言うよりは、お話やメタネタを楽しむような感じなのでゲームをしたという気にはあまりなかった*1

Seraph's Last Stand

いわゆるVampireSavior系のゲーム。 1 waveごとに大量の敵が現れ、すべてを倒すごとに敵の強化、自身の強化が行われる。

この系統を一つのジャンルと認識させたVampireSaviorと比較すると、強化スキルのシナジーが練りこまれており 狙ったビルドを完成させたときのうまく嚙み合っている感は本作のほうが強い。 ただしこのゲームは60 waveでボスが区切りとしてでるものの制限時間もなく死なないかぎりゲームが無限に続く。 ビルドによっては放置しても生き残れてしまうので最終的にはバランスの調整が少々雑に思える点もある。 とはいえ100円という値段も踏まえるとかなりコスパの高い良ゲーである。

10 Minutes Till Dawn

これまたVampireSavior系のゲーム。これはその体験版。製品版はまだ未公開。 VampireSaviorとゲームルールは同じで、クリア条件は一定時間以上の生き残り。 敵を倒すとレベルが上がりスキルの強化追加が行える点も同じ。

VampireSaviorと比較するとキャラクター能力、武器(銃)、スキルといったビルド要素が凝っており、また攻撃は銃で敵を狙う必要があるのでVampireSaviorよりも敵の位置をより正確に把握する必要性がある。 本作はプレイヤーの周囲以外は薄暗く敵が見えにくいので、目の前の敵に集中するといつの間にかプレイヤーに近づいていた敵と接触してダメージをもらう展開がかなり散見される。 さらに体力回復の条件も厳しめなので同じ時間生存する場合の難易度は本作のほうが高い。

全体的にはVampireSaviorよりもビルド構成による難易度の差が大きく、またゴリ押しが効きにくいのでカジュアルだったVampireSaviorをよりゲーマー向けに洗練し直したような印象のゲーム。製品でたら買おうかな。

Core Keeper

現在実装されているストーリーのラストまでは進めた。 終盤になるとやはり息切れしている感があり、期待していた自動化要素というのも現状はほぼ意味がなかったりと やはりアーリーアクセスだなという感じになってくる。 ただこれらの問題もまだアーリーアクセス故のものと思えるので今後に期待。

Necesse

2D見下ろし方のテラリア。 ゲーム内容はほぼテラリアで村開拓とダンジョン探索とボス撃破をひたすら繰り返す。 ハクスラ、トレハン要素があったり、簡易的な生産活動もあったりと面白い要素もほぼテラリアと同様。

少し特徴的なのが村開拓での農業などの生産活動をNPCに任せることができること。 ぶっちゃけリムワールドと同様のシステム。これである程度村を開拓しておくとダンジョン探検に必要な地味な生産活動は全くする必要がなくなりひたすらダンジョン探索に集中することができる。

全体的にどこかで見たようなゲーム要素をミックスしまくったゲームで深みもそこまでないのだが値段を考えるとそこそこ楽しめた。

MoonLighter

店経営ダンジョン探索2Dアクションゲーム。 端的に言うとドラクエ4第三章のトルネコパートとほぼ同じ。 ダンジョンに潜りアイテムを拾ってきて店で好きに値段をつけて販売して資金を稼ぐ。 稼いだ資源で自身の武器や店の強化をしてよりレベルの高いダンジョンにアイテムを探しに行く。

ダンジョン探索は見下ろし方の2Dアクションであり何種類かの武器を駆使してランダム生成されるダンジョンの最深部を目指す。 最深部で待ち受けるボスを倒せば高価なアイテム入手と次のダンジョンの解放されていく。

店経営パートは本作の特徴なのだが、やっていること自体はなんちゃってお店ごっごであり、そのレベル感含めてトルネコと一緒。 好きに値段は付けられると書いたが結局適正な価格でないと客は品物を買ってくれないので、新しいアイテムが手に入るたびに適正価格を調べて店に並べるだけになる。*2 店経営をフィーチャーして紹介されることが多いが、かなり底が浅いので店経営部分に惹かれて購入するのはお勧めしない。

すべての要素がカジュアルに作られていて難易度も低めではあるものの、 全体的にかなり丁寧に作られていはいるのは間違いない。 カジュアルなダンジョン探索ゲームとしてみれば十分良い作品。

Turnip Boy Commits Tax Evasion

税金の担保に自宅を差押さえされたカブの少年の冒険。 ゲーム内容としては超ライトな2Dゼルダの伝説。 謎解きはかなり簡単で謎解きというかお使いレベル。またボス戦もあるが超マイルド。

本作の特徴はゲーム性というよりはストーリー、キャラクター、世界観のエキセントリックな設定。 かわいい世界観とキャラクターなのに何故か話の内容が現実的でブラック。ちいかわと似たような感じ。

主人公のカブの少年は何故か領収書や契約書の類が大嫌いであり、目につく書類は人のものであろうが何故か無言で全て破り捨てると非常にロックな性格。これが狙っているのでもなくカブ少年の無知さと倫理観の不正熟さ無さ故に行われているのが怖い。

ゲームボリュームはかなり小さく3時間もあれば完全クリアが簡単にできる。 ゲームクリア後に昨今のロールライトゲーム風なステージクリア&スキル強化型のミニゲームが解放されるが底が浅く面白くはない。

本作はゲーム性はかなり弱いのでキャラクターやストーリーを楽しめればよいタイプのゲーム。 ボリュームや内容的には200円くらいでやれるなら納得かなという感じ。

Trek To Yomi

黒澤映画のビジュアルで侍チャンバラをする2Dアクションゲーム。 アクションゲームとしてはスタミナの概念、二つの攻撃ボタン、その組み合わせで発生する技、ジャストガードのシステムとよくあるタイプのアクション。

本作の最大の特徴は一目でわかる黒澤映画風のビジュアル。これ自体はたしかに良い雰囲気を出せている。 ただゲームとしてみるとモノクロ画面というのはプレイヤー、敵が非常に見にくくなるのでストレスがたまる。さらによりによってこのゲーム、背景美術を良く見せるためか引きのカメラが多くてキャラクターが小さくなりがち。こうなると敵や進むべき道が見にくいのでゲーム体験としては非常に悪い*3

キャラクターのモーションも軽く何か不自然さがある。最初見たときはゲーム全体の雰囲気とキャラクターの動きが噛み合っていないので違和感がすごかった。またアクション自体もコンボが多数あったりサブの飛び道具があったりと色々あるが、結局序盤で覚える即死コンボ一つあれば大多数の敵を即死させられるのでほとんど意味がない。

他にも周回プレイを想定している割には収集要素が毎回全てリセットされたり、道が無駄に分岐してその分岐口が見にくかったり、コンボ技のつながり難さ*4と全体的に細かい部分で粗が目立つ。

ストーリーも爽快感やおもしろさもなく、プレイ中はだいたい常に全ての人から呪詛を吐かれるので辛い。 演出面もひどくいきなり場面転換したり、余韻もなく次の展開が急に始まったりと何が起こったのか一時的に混乱するほどお粗末。 一応エンディング分岐もあるがどれも淡白で正直周回する価値はない。

総じてビジュアルのみ追及してゲーム面の調整が上手くできてない微妙ゲーという感じ。

Curse of the Dead Gods

ローグライトダンジョン探索ゲーム。 システムは先達のゲームをかなり参考にしていてバランス含めて練られていることは感じる。 良いと思う要素は多数見受けれられるのだが、なぜか自分の琴線にはあまり触れなかった。そんなゲーム。

ゲーム発展途上国ⅡDX

ゲーム会社運営シミュレーション。現在カイロソフトで売られているゲーム発展国++のオリジナル的な作品。

全体的には会社経営シミュレーションそのものを楽しむというよりは、どんなゲームを作成してどのように売れるかを楽しむというフレーバー的な部分を楽しむ要素のほうが大きいゲーム。 適当に作ったゲームが思わぬ大ヒットを生んだり、力を入れて作成した大作が想定より売れなかったりファ〇通のレビューでぼろクソに叩かれたりするのが面白い。

ゲーム難易度としてはかなり優しめなので経営シミュレーションが苦手な自分のような人も楽しく遊べる。 その分ゲームとしての奥深さはあまりないが、なんちゃって経営ゲームがやりたいなら丁度よい良作。

Mad Games Tycoon 2

ゲーム発展途上国ⅡDXが楽しかったのでトライ。ゲーム発展途上国ⅡDXと同様のゲーム会社運営シミュレーション。

ゲーム発展途上国ⅡDXと違い会社の設備設計をしたり、自社でソフトの生産基盤をもち在庫管理をするところまでできたりする。ゲーム作成をするも技術研究を事前にしておく必要があったりなど、より経営シミュレーションの色が強くなったいている。当然難易度はゲーム発展途上国ⅡDXよりは複雑になり高めではある。

最初は少し苦戦したものの、ある程度すると安定状態になってしまい少し単調になってしまったので途中でリタイア。 シミュレーションゲームは経営の安定状態になってしまうと飽きが来やすい。

*1:ポイント&クリックというゲームジャンル自体に自分があまりゲーム性を感じないので仕方がないのだが

*2:相場という概念があり多少販売価格が変動するが大した差にならないので結局気にしない。

*3:このゲームの基本戦術がジャストガードを要求してくるので、キャラクターが見えにくいという一点だけでゲーム体験はかなり悪くなる

*4:独特の目押しを要求してくる。意図していたものかわからないが面白さに繋がってはいない